カメラ小僧るーしーず わーるど
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自由気ままに様々な場所で興味を持ったものを被写体にしている超マイペース小僧です。



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麺結び  釜山 ミルミョンとマンドゥ






dashiikagadesuka 01


  
   扇風機がいとおしい夏の日も、ダルマストーブに寄り添う凍てつく冬も、

























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  やかんに骨までしみるダシを入れ、湯呑みにつぎ交わしては、




















dashiikagadesuka 03

 
   35年漬け込まれた統治時代のタクアンふたきれ噛みしめる。


























dashiikagadesuka 05

  
  踏まれても強く育った麦皮が包みこんだ民族愛、口の中で広がらせて、


























dashiikagadesuka 04

  
   唐辛子が染め上げる、北から伸びた赤い糸を箸に通しながら、

























dashiikagadesuka 06


 
  その糸が南に伸びて道となり、東西線と混じり合って、世界平和の十字路になるようにと、

  祈りをこめてすすりゆく。

  

  
   ※冷麺はもとは北朝鮮から伝わった料理で今では、年中食べられていますが、

    釜山では、スープは豚でとり、とてもあっさりして美味です。

    そして、やかんの中のダシスープは飲みすぎ注意なほど、何杯でもお替りしてしまう

    ほど、やみつきになるおいしさです。

    
    そして、シュウマイのように包まれた餃子は、中の具が程よい柔らかさでまさに、

    六つ星レベルです。 

    また、謎をよぶタクアンは日本が統治時代に持ち込んで広がったものだと分かり

    ました。

    このお店は釜山駅前通りにある、「本家 초량밀면 (チョリャンミルミョン) 」 さんです。

    本当に美味しいお昼をご馳走さまでした。
    

    

    
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釜山クリスマス物語





busan kurisumasu 01


  釜山の港に着いたとき、山を押しつぶしそうな建物が、俺を押しつぶしそうな不安に見えて

   仕方がなかった。


























busan kurisumasu 27

   
 それからは、周りを見回しながらハンドルを左右に忙しくきりながら、看板の文字をしどろ

 もどろに読み上げながら、


























busan kurisumasu 24


  荷台の卵が金(きん)にかわりはしないかと、何度も思い、





















busan kurisumasu 02


  行く先も見えぬまま、ただ、がむしゃらに坂道と階段の上り下りを繰り返す仕事一筋の毎日で、
























busan kurisumasu 25


   売れ残った卵を使って作ったビビンバをほおばっては、

























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   エンストに近いタンクをごま油で満たした。


















busan kurisumasu 26

 
   あの頃の友達は角の料理屋の入り口に居座る猫のお前だけで、がさがさの俺の手を

   いつも、ざらざらの舌で舐めてくれた。





















busan kurisumasu 05

   
  地下鉄の入り口の整形の看板は俺に語りかけてた。


























busan kurisumasu 06

  
  客によって、いくつもの顔を使い分けるお前にメスは不要だと。

























 busan kurisumasu 07

  
  俺に向かって立ちはだかる片道1300₩の壁は、行き場のない言葉でいつも埋め尽くされていて、

























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  こんな俺の煩悩を消すには、108の鐘だけでは、到底足りない気がした。

























busan kurisumasu 09


  だけど、これだけは言わせてくれ。 首を長くして待っているお前に、焼きたてのパンを

  毎日欠かさずに食べさしてやろうと、いつも、いつも思ってた。




















busan kurisumasu 04

  すり減るばかりで毎週1回は貼り換かえた靴底をみながら、 「 いっそ、鉄底にしてやろうか。 」

  という修理のオヤジの口癖をバネにして、



























busan kurisumasu 10

  
  何万リットルの汗と引き換えに、ようやく射抜けるようになった成功の的。


























busan kurisumasu 11

  
  
 地下鉄の壁の先の電話にも目が行くようになり、 お前の声が受話器から弾んで

 聴こえるようになった。



























busan kurisumasu 12


  
  去年まではまぶしさで俺をはじきかえしたイルミネーションが、今夜は俺を誘い出し、





















busan kurisumasu 13


  歓びひしめく通りを進み、生姜茶すすって冷えた体をあっためると、




























busan kurisumasu 14


  独りで走り続けてきたと思っていた俺の傍らに、光となって寄り添ってくれていたお前がいたことが

  まあ温かい雨となり、頬をつたった夜。
























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  ツギハギだらけの俺の靴下に入れられた帰りの汽車の切符を片手に、





























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   もう片方には、抱えきれない感謝をプレゼントにして

























busan kurisumasu 28

 
  俺は、満月とツリーが見送る釜山駅にむかった。
























busan kurisumasu 21

  
  故郷に着いたら、作り笑いをしなかったお前と同じ笑顔を浮かべて、

























busan kurisumasu 18

   
   太陽に照らされた赤道道路を二人で走ろう。



























busan kurisumasu 15

 
    お前よ、どうか覚えていておくれ、二日遅れの俺のクリスマスを。
  

                                                      おわり






   ※ 写真撮影場所 : 釜山各所 
     この物語は現実とは全く関係のないフィクションですが、小僧が現地に着いたのが27日
     でしたので、二日遅れと結ばさせて頂きました。

     
     
2016年 新年のご挨拶



2016 sarudoshi nenga 01


 新春万福

 昨年も、マイペースな小僧にお付き合い下さり本当にありがとうございました。 🐵

 





















2016 sarudoshi nenga 02


 今年の干支の通り、悪いことが去り、皆さんの胃も心も満腹な一年となりますように…。
 
 また、「さると絵馬」 という言葉のように、自分を伸ばしてくれる相性の良いものに巡り逢えますことも

 お祈り申し上げます。

 小僧は、芸人猿の新太(あらた)師匠に弟子入りして、未だに乗れない竹馬からマスターしたいです。
 
 さらには、目まぐるしく動く世の中を綱渡りで歩んで行きたいと思っておりますので、どうか見届けて

 おくれやす。






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