カメラ小僧るーしーず わーるど
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自由気ままに様々な場所で興味を持ったものを被写体にしている超マイペース小僧です。



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春もよう



harutoukarazi 01

 
    長いようで、短かった冬が暮れて、























harutoukarazi 02

   内角180度のトライアングルの名残雪が降りそそぎ、






















 
   




harutoukarazi 03

  
     その結晶が溶けながら光を放ち、春がゆっくりと明けてゆく…

























harutoukarazi 04

  
     花時計のアラームの音が鳴り出し始めると、


























harutoukarazi 06

 
    早起きの菜の花が目を覚まし、お日様に、「おはよう」 と告げる。


























harutoukarazi 07

   
    それを見たミツバチが、菜の花と季節の口づけをかわすころ、

































harutoukarazi 08

  
  砂漠のイルカも起き出して、止まっていた雲車(くもぐるま)をまわして店を開ける。





























harutoukarazi 09

  
   
     春の柔らかな雲をくるくると集めてつくる綿菓子が香りはじめると、




























harutoukarazi 10

   
    地面にもぐっていた桃色フォークの店の看板も飛び出して、































harutoukarazi 11

   
    川を泳いでいた鯉の客が我先にと、列をなす。




























harutoukarazi 12

  
   それを見た海はくすくすと小波の笑い声をあげて、






























harutoukarazi 13

    
    砂辺にちりめんの笑い皺(しわ)を残した。



























harutoukarazi 14


    それを眺めながら、背伸びの出来ない不器用な僕は、 






























harutoukarazi 15

  
   大根役者のような笑顔を満面にうかべて、




































harutoukarazi 16

   
   この胸の高鳴りで、春がどこへもゆかぬよう、精一杯ひきとめた。














     
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佐世保 でこぼこちゃんぽん物語  




sasebo tyanpon 01



  ガラスの檻に閉じ込められたような閉塞感漂う毎日に嫌気がさして、

























sasebo tyanpon 02


  私は糸の切れた風船のように旅に出る。































sasebo tyanpon 03

 
  
    海のそばの誰もいない駅で、寒さで凍えた手をこすりながらディーゼル電車を独り待ち、






































sasebo tyanpon 05


    心の整理券を取って、見送る樹に手を振り、駅をでる。






























sasebo tyanpon 06


    昨日までのわだかまりにも、鍵をかけてさようなら。






























sasebo tyanpon 07

 
     窓辺にたたずみ、静かな海を空っぽの心でながめながら、
























sasebo tyanpon 08

   
     曇った水面に移るオランダ橋と光の宮殿もあとにして、





























sasebo tyanpon 04


    南の終着駅に降り立った私を、出迎える人は誰もいない。
  




































sasebo tyanpon 09

  
     昼間は新鮮な港街も、夜風と共につのる淋しさから、立ち寄った一軒のバー





























sasebo tyanpon 10

 
     慰めのバーボンを口にして、酔いで孤独を紛らわそうとするが、































sasebo tyanpon 11


    ラテン音楽のリズムでも、かき消せないレモンの酸っぱさ噛み締め、






























sasebo tyanpon 12

 
    あるはずもない名前を、1ドル札から探そうとする私がいる。


































sasebo tyanpon 13


  
   その時、ラッパの音のように、私を酔いから醒まさせたあなたの張りのある声、































sasebo tyanpon 14

  
   隣の席にやってきた、のっぽのあなたを、ランプ越しに不思議そうな顔をして見上げる私、
































sasebo tyanpon 15


   並んで座った私達は、後ろから見ると、まさにデコボココンビ。

   だけど、会話は常に上昇気流で弾み、弾んで、落下を知らない。
































sasebo tyanpon 16

 
  
   
    あなたが好物のみそちゃんぽんを出前して、私もその味の虜(とりこ)になり、

    それから毎晩、二人で一日を、優しい味でツルツルと閉めるようになった。
    




























sasebo tyanpon 18

    
   今夜ももうすぐ、出前が来るわ。

   いまでは店の皆が口にするのよ、あなたと私の愛を証のデコボコちゃんぽんと。
  

                                        
                                    おしまい     



     

 <賛辞>

 この夜、佐世保のバーを訪れて写真を撮らせてもらっていた見知らぬ小僧に、

 佐世保のお勧めの味だから、是非にと、バーに出前を取って下さり、ご馳走になった

 デコボコちゃんぽんは、お言葉通り、お腹が一杯でも別腹でいける忘れられぬ味でした。

 旅は知らない土地を楽しむだけではなく、人情をも教わるものだと、しみじみ感じました。

 小僧もいつか、この時に受け取った人情のお返しを出来るようにしたいと思います。

 名も聞かぬままに店をあとにされた優しい方にありがとう。

 そして、皆さんも佐世保を訪れた夜には、デコボコちゃんぽんをぜひ、味わって下さい。








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