カメラ小僧るーしーず わーるど
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自由気ままに様々な場所で興味を持ったものを被写体にしている超マイペース小僧です。



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風の伝言   海雲台(ヘウンデ)のかもめ






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   氷上で風の便りを待つ踊り子が舞うころ、






















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   国境なき風見旗を目印に冬の旅人がやってくる。





























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   浜辺のサンドホテルを目指し降り立った彼等は、






















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   波打ち際を歩きながら、強い浜風の音に耳を傾け、























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  鳴り止まぬ向かい風をその身に受けて必死に羽ばたき、
























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  小さな体で冬の嘆きを受け止めようと、もがき続ける。

























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  そのけなげさに慰められた風は追い風へと変わり、


























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  カモメを優しい海雲(うみぐも)の中まで押し上げる。





























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  雲の波をかきわけ、上昇気流に乗ったカモメは青い園に咲いた風花(かざばな)になり、





























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  薫りを宿した翼を精一杯大きく広げて、春一番を誘い込み、


























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  再び、浜辺に舞い降り、潮騒に暁の旋律が響いていることを確認し、


























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  落ちる前の陽を浴びながら、浜辺に佇む人々の間を縫うように巡っては、




























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  彼等の心に吹いていた隙間風を残さずかき集めて飛び立った。































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   明けた空の便箋には、風切り羽根で綴られた、暮れた季節の伝言がかすかに残っていた。
   


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幸のおすそわけ  アワビの粥とテジ(豚肉)クッパッ







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   路地を飾る花々が口ずさむハチミツのメロディーは、


























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   涙誘いの玉ねぎの悲しみ溶かして甘くする。




























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  厚い貝殻で身を覆い、砂に潜るアワビは猟師の汗を真珠に変え、から風と灼熱にさらされど、

  旨みをぐっと増してゆく。

  

  























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  豆腐を食べ続けた豚の身は煮込むほどに白さ増し、口に運んだ者の憎しみをいとも、あっさりと

  崩してゆく。
























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   僕らを満たして有り余る、海と大地のこの幸を、
























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   国際市場で旅を待つトランクにギュッと詰め込んで、





















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   椿の荷札を一輪、持ち手に巻いたなら、





















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    冬霧あけそうな釜山の波止場で、季節船にそっと積み込んで、


























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  新世界にたたずんで春を待つ、ハート泥棒のあなたに贈ります。











  毎度、毎度、ご無沙汰しております小僧の庭にも、ようやくウグイスが春を告げに

  やってきました。

  前回からの1ヶ月は頭の中で、色んなストーリーと写真が散乱状態でしたが、

  何とか整理整頓がついてきた感じです。 

  皆様にはご足労をおかけして申し訳ございません。

  ストーリーは、練り続けて未完の状態でしたが、韓国映画は見続けており、

  秀作にも沢山めぐり会えました。

  中でも、冬の小鳥・ 追憶の殺人・ 海にかかる霧・ トガニ・ おばあちゃんの家

  息もできない・ ポエトリー等は、演技や構成すべてにおいて、日本映画を遙かに

  しのいでいました。 今後は、国際市場で会いましょうを観て、釜山という地が

  どんな歴史を乗り越えてきたのかを知りたいと思います。

  韓国ドラマをご覧になっている方は多いですが、映画とくに、ヒューマンドラマや

  社会問題を扱った作品を一度手に取ってみてはいかがでしょうか?

  必死で生き抜く人々の姿や、ほとばしる感情に心をわしづかみにされます。


  小僧は韓国に行ってから、長らく遠ざかっていた大阪の新世界に足を運び、

  通天閣と変わりゆく周辺地域もじっくりと撮影することも出来ました。

  今回の最後のハート泥棒とも新世界で会えましたし、旅というのは、意外な場所を

  赤い糸で結んでくれるものだと感じます。

  最後に、みなさんの心が沢山の赤い糸で結ばれ、つぼみが大きく膨らむ3月と

  なりますように。



  

麺結び  釜山 ミルミョンとマンドゥ






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   扇風機がいとおしい夏の日も、ダルマストーブに寄り添う凍てつく冬も、

























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  やかんに骨までしみるダシを入れ、湯呑みにつぎ交わしては、




















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   35年漬け込まれた統治時代のタクアンふたきれ噛みしめる。


























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  踏まれても強く育った麦皮が包みこんだ民族愛、口の中で広がらせて、


























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   唐辛子が染め上げる、北から伸びた赤い糸を箸に通しながら、

























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  その糸が南に伸びて道となり、東西線と混じり合って、世界平和の十字路になるようにと、

  祈りをこめてすすりゆく。

  

  
   ※冷麺はもとは北朝鮮から伝わった料理で今では、年中食べられていますが、

    釜山では、スープは豚でとり、とてもあっさりして美味です。

    そして、やかんの中のダシスープは飲みすぎ注意なほど、何杯でもお替りしてしまう

    ほど、やみつきになるおいしさです。

    
    そして、シュウマイのように包まれた餃子は、中の具が程よい柔らかさでまさに、

    六つ星レベルです。 

    また、謎をよぶタクアンは日本が統治時代に持ち込んで広がったものだと分かり

    ました。

    このお店は釜山駅前通りにある、「本家 초량밀면 (チョリャンミルミョン) 」 さんです。

    本当に美味しいお昼をご馳走さまでした。
    

    

    
釜山クリスマス物語





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  釜山の港に着いたとき、山を押しつぶしそうな建物が、俺を押しつぶしそうな不安に見えて

   仕方がなかった。


























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 それからは、周りを見回しながらハンドルを左右に忙しくきりながら、看板の文字をしどろ

 もどろに読み上げながら、


























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  荷台の卵が金(きん)にかわりはしないかと、何度も思い、





















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  行く先も見えぬまま、ただ、がむしゃらに坂道と階段の上り下りを繰り返す仕事一筋の毎日で、
























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   売れ残った卵を使って作ったビビンバをほおばっては、

























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   エンストに近いタンクをごま油で満たした。


















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   あの頃の友達は角の料理屋の入り口に居座る猫のお前だけで、がさがさの俺の手を

   いつも、ざらざらの舌で舐めてくれた。





















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  地下鉄の入り口の整形の看板は俺に語りかけてた。


























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  客によって、いくつもの顔を使い分けるお前にメスは不要だと。

























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  俺に向かって立ちはだかる片道1300₩の壁は、行き場のない言葉でいつも埋め尽くされていて、

























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  こんな俺の煩悩を消すには、108の鐘だけでは、到底足りない気がした。

























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  だけど、これだけは言わせてくれ。 首を長くして待っているお前に、焼きたてのパンを

  毎日欠かさずに食べさしてやろうと、いつも、いつも思ってた。




















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  すり減るばかりで毎週1回は貼り換かえた靴底をみながら、 「 いっそ、鉄底にしてやろうか。 」

  という修理のオヤジの口癖をバネにして、



























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  何万リットルの汗と引き換えに、ようやく射抜けるようになった成功の的。


























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 地下鉄の壁の先の電話にも目が行くようになり、 お前の声が受話器から弾んで

 聴こえるようになった。



























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  去年まではまぶしさで俺をはじきかえしたイルミネーションが、今夜は俺を誘い出し、





















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  歓びひしめく通りを進み、生姜茶すすって冷えた体をあっためると、




























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  独りで走り続けてきたと思っていた俺の傍らに、光となって寄り添ってくれていたお前がいたことが

  まあ温かい雨となり、頬をつたった夜。
























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  ツギハギだらけの俺の靴下に入れられた帰りの汽車の切符を片手に、





























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   もう片方には、抱えきれない感謝をプレゼントにして

























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  俺は、満月とツリーが見送る釜山駅にむかった。
























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  故郷に着いたら、作り笑いをしなかったお前と同じ笑顔を浮かべて、

























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   太陽に照らされた赤道道路を二人で走ろう。



























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    お前よ、どうか覚えていておくれ、二日遅れの俺のクリスマスを。
  

                                                      おわり






   ※ 写真撮影場所 : 釜山各所 
     この物語は現実とは全く関係のないフィクションですが、小僧が現地に着いたのが27日
     でしたので、二日遅れと結ばさせて頂きました。

     
     
2016年 新年のご挨拶



2016 sarudoshi nenga 01


 新春万福

 昨年も、マイペースな小僧にお付き合い下さり本当にありがとうございました。 🐵

 





















2016 sarudoshi nenga 02


 今年の干支の通り、悪いことが去り、皆さんの胃も心も満腹な一年となりますように…。
 
 また、「さると絵馬」 という言葉のように、自分を伸ばしてくれる相性の良いものに巡り逢えますことも

 お祈り申し上げます。

 小僧は、芸人猿の新太(あらた)師匠に弟子入りして、未だに乗れない竹馬からマスターしたいです。
 
 さらには、目まぐるしく動く世の中を綱渡りで歩んで行きたいと思っておりますので、どうか見届けて

 おくれやす。






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